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ポルトガル土産でよく見かける雄鶏の形は、ガロといいます。黒い雄鶏に鮮やかな模様が描かれたキャラクターで、ポルトを歩いていても置き物や土産物のデザインとして売られていて、ポルトガルに来たなーとしみじみ感じさせられたものです。

ガロは幸運の象徴でもあり、ポルトガルサッカーチームのマスコットともなりました。日本でいえば、日本チームのデザインに使われていた八咫烏みたいですね。実はよくよく調べてみると、カミーノ巡礼に関係がある逸話の鶏だったなんてビックリしました!

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バルセロスの雄鶏

昔、サンティアゴ巡礼を行っていた男性の巡礼者が、バルセロスという町まで辿り着き、その町に宿泊した。その夜、町で盗難事件が起こってしまい、よそ者だった巡礼者が犯人として疑われた。判事はこの男に対して死刑を宣告し、絞首刑を行うとした。

巡礼者は、処刑場へ連れていかされようとしたが、どうしても判事に会いたいと懇願した。そして、宴を開いている判事のお屋敷に会いに行き、無実を主張したが全然聞き入れてもらえなかった。そこで、食卓にあるローストチキンを指さし、「刑が施行される時、私が無実であれば聖母マリア様により、このローストチキンが鳴きます!」と叫んだ。周りにいた者は馬鹿にするようにおお笑いしたのみだった。

処刑の時間を迎え、まさに行われようとした瞬間、判事の邸宅にあったロ例のーストチキンがすくっと立ち上がりコケコッコーと鳴いた!奇跡を見た裁判官は慌てて処刑場へ向かい、男は無罪とり釈放されたのであった。


こうして、奇蹟と幸運の象徴として、ポルトガル人に愛されているのですね~。