さぁ、心機一転、気持ちを入れかえて上り坂を行く。

体力だけじゃく、心のエネルギーもかなり使ったので疲れてきた。足場にゴロゴロ転がる石をよけながら、歩いているというより、無言で足を前に出すのを繰り返すかんじ。まだなのか、まだなのかと気持ちは思うが、道のりはまだまだ遠かった。

すると、丘の頂上を越えた。あっ、海だぁ~!

フィステーラの岬がゴールだけど、初めての海が登場。すきっと晴れ渡る青空と、海の碧さが気持ちがよくて、爽快な気分!このぬけるような空間の空と海の景色には浄化される~。

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まだここから、海沿いに歩いて、あの半島?の先端にある岬まで歩く。ひたすら西へ、西へ。だから、まだけっこう距離がある。

それにしても、巡礼者として1ヶ月半ほど歩きに歩いた。日本で言えば、東京から広島ぐらいの距離を歩いたことになる。そう思うと凄いこと。こんな運動不足気味だった私でも、人間やればけっこう歩けるものなんだなぁ。頑張ったよ。ほんと来てよかった。って、なんかしみじみとしてしまう(笑) 

今日フィステーラに着いてしまうと、これで歩き巡礼は終わり。サンチャゴまでの最終日は、強烈シャワーのような豪雨で歩きにくく、そんなことを味わう余裕があまりなかった。しかもフィステーラまでの行程がまだ先に控えていたので、心のどこかでまだカミーノはあるとも思っていた。今日が本当の意味でのラスト。いま心の整理ができて良かった。

そんな記念すべき日なのに、今日はなんか変な日でもある。疲れがそうとう溜まっているのかな…。

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丘を越えて、町へ下りてきた。今度は海岸線に沿って、県道を歩いていく。

あっ、フィステーラの町へ入った?看板がある。これでまた勘違いをして本日2度目のミステイクを起こしてしまった!!

早く着いてと思う気持ちとフィステーラ看板で、もうここはフィステーラなのね、ゴールは近い、と勝手に思い込んでしまった。歩いている途中、バル併設のペンションの看板が!部屋の値段だけでも聞いてリサーチしてみようと軽い気持ちで聞いてみたら、どうぞどうぞと部屋を見せてくれた。わぁ、快適そうなふかふかの広めのベット。シャワー、トイレ付。明るい陽射しの窓。この居心地のよさそうな雰囲気に引き込まれ、値段もお手頃、問題なし!今夜はここにと決めた。

サインをしてパスポートを提示して、宿泊手続きを済ましてしまった後に、「ここはフィステーラのどの辺りですか?」と地図で教えてもらったら、目的地までまだ手前の町。えぇ!!巡証明書がもらえるアルベルゲまで、まだ5キロ以上はある!この近くじゃないの??

とんだ勘違い、やってしまった…。宿の女主人は「近いから大丈夫よ」と言われたが、いやいや片道5キロ以上としたら、往復で10キロ以上。そりゃ巡礼者は歩くと思われているだろうけど、これは無謀、というか無駄。もっと近くまで行かねば…。事情を説明して、結局キャンセルした。すみません。

なんか今日はこんな日!?焦ってしまい、椿柄のお気に入りの手ぬぐいをこのペンションへ落としてきてしまった。

これから行かれる方、フィステーラの看板があっても騙されないで~。まだ先はけっこうあります。