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巡礼証明書も手に入れ、これでピレネーからサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼が完結!

日本人女性のSさん、韓国人男性のCさんの三人でランチへ。旧市街にあるバルへ入った。そこへ、Sさんの友人Tさんから電話が。同じ四国からカミーノへ一緒に来た友人の女性だそうで、”カミーノは一人で歩くもの”とお互い考えて別々にピレネーからスタートしたとのこと。サンチャゴで合流して、一緒に日本へ帰国する予定だという。そのTさんは一足先に到着していたそうで、今いる店へ合流することとなった。ほんわかした雰囲気のSさんとはまた違う、明るくてしっかりしたタイプのTさんのカミーノ体験も聞けて楽しかった。皆んな、それぞれ自分だけのカミーノ・ドラマがあってほんと面白い!

カミーノのラスト1日目まで日本人女性と会うことがなかったけれど、同じ日程で歩いていた日本女性って何人もいたんだなーと感じた。途中に会うことがないって、やはり意味があったのかな?内を見つめる巡礼目的なのに、日本人女性と会って一緒に歩いたら、きっと静かな巡礼から外れて気の楽な観光になってしまいそう。これで良かったんだ。なるようになっている。

食事を楽しんだ後、それぞれ宿へ。Sさん、Tさんの二人は、お洒落なペンションをBooking inでネットから予約していた。Cさんも、旧市街から少し外れたホテルを予約済。私だけが何も決めてなかった。またメールで連絡を取り合おうと話して名残おしく別れた。

ちなみにアルベルゲに泊る巡礼者は、大聖堂前のホテル並みの雰囲気のアルベルゲが人気でした。値段もそこそこします。でも個室ではありません。通常、アルベルゲは1泊しかできないのですが、連泊可能のアルベルゲもあります。サンチャゴへ到着する巡礼者は多く、けっこう早くに満室になるので、泊まる場合早めに受付しておくべき。

今回私は、アルベルゲはパスして、オスタルかペンション希望。早速、Informationで値段の相場や空きを聞いたら、やはり観光街、ホテル値段は高めだった。この日、観光客と巡礼者であふれているのかあまり手頃なところは空いておらず、割高なホテルを紹介された。ペンションの場所は地図にいくつかマークして教えてくれたけど、空きは分からないとのこと。(wifi環境を持参している方はネットからの予約が便利。私はアナログ巡礼者、それでも宿探しも一つの経験として面白かった)

それではと、Informationを出て見かけたペンションがあったので飛び込みで空きと値段を聞いてみた。(これが、いつもの私の探しかた)入口だけではどんな部屋か分からないので、部屋も見せてもらう。これスペインでは常識。

1軒目の[P]ペンション、「Hola!」と声をかける。アラブ系のオーナー男性が出てきた。「一人なのですが、部屋は空いていますか?」と聞くと、空いているとのこと。「幾らですか?部屋を見せてください」言うと、階段を上れと通された。狭い廊下、暗い…。ある部屋の鍵を開けて中を見せてくれた。ツインの部屋。すると床に、旅行カバン、荷物がある??オーナーも驚き、「なんで荷物が?誰かまだいるのか?えっ?」と軽いパニック。部屋には誰もいない。状況が見えず、とりあえず出てドアを閉めた。そんなことある?

「…なんでか分からないがここは駄目なので、別の部屋へ」と案内され、また狭い廊下を行く。怪しげすぎる!途中、ここが共同シャワーだからと見せられ(えぇ、これはムリ!)説明されたが、狭いスペースにバスタブとシャワーがあって、男性が入っていた。(見えてるし!目が合った…)そして、次なる部屋はシングルベットでもうスペースがいっぱいの窓のない部屋。(真っ暗で怖い~!)隣の部屋は、ドアが開いて廊下からまる見えで、家族三人がこちらを警戒するようにじっと見ていた。たまらず、「分かりました、ちょっと考えます」と早々に建物から出た。びっくりした、ここに泊るにはちょっと危険を感じるのですが。

たまに、これはないよな…と感じるところはある。その場合、早々に出て次へ。なかなか決まらないと焦ってしまうが、どこかには行き着く。さて、Informationで教えてもらったペンションなら大丈夫だろうと思い、少し旧市街の中心から離れていたが行ってみることにした。2軒目の[P]ペンションは、すでに満室。残念。巡礼者らしき人達が寛いでいた。近くにもう1軒あるので行ってみよう。

入口が閉まっていたので、インターフォンで呼び出す。相手はスペイン語のおばあちゃんだったけど、英語で話す。これでも何となく分かってもらえるもの。入口を開けてくれて中へ。「一人で、2泊したいのですが空いていますか?」と聞くも、おばあちゃんは一切英語が分からず、スペイン語でいろいろ聞いてくる。ジェスチャーとスペイン語会話本を駆使してなんとか分かってもらい、部屋に案内してもらえた。空いているみたい、良かった!

品のいい内装、清潔な空間、アロマが焚かれた廊下。さっきと大違い!しかも値段も同じとは…探してみるもの。というか、最初のところはボッタクられてたよ!通された部屋はツインで、可愛い花柄のベットカバーがかけられた女性らしい部屋。ここでもちろんOK。やっと見つかった安堵感からか、ぐったり疲れが出てきた。そうよね、今日雨の中、サンチャゴへゴールして、着いた興奮もあったし、いろいろと気が張ってたもの。とりあえず休憩しよう。

今日明日はサンチャゴに泊って体をゆっくり休め、その後は、サンティアゴ・デ・コンポステーラからフィステーラへ。フィステーラへは、さらにさらに西へ歩き、最短3日で到着する。歩き巡礼はサンチャゴで完結させてバスで行く巡礼者も多いけど、私は歩いていきますよ!西の果ての岬で、カミーノのゼロ地点です。