オペドロクゾ(アルカ)のアルベルゲを朝7:00に出発。今日は、最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラへゴールする予定!とりあえず、最後の日というか、区切りの大切な日。

最後にして、昨晩のアルベルゲでは、隣の若い男性のイビキが凄まじく眠りが浅かったが、これも聞き納めなのだろうか?それにしても、他人のイビキには最後まで慣れなかった。寝たり起きたりしていたので、幾つもの夢を見た。きっとこの内容にも意味があるのだろう。

記念すべきラストDayは雨がどしゃ降り。レインスーツを着ているので、そりゃ中は濡れないけど、表がこれだけ濡れたらびしょ濡れの感覚。しかも、雨と風の中、体が冷える。2度、道中にあったバルに入ってカフェで一息あたたまり、トイレも借りた。まぁ、スタンプを押せるしいいか。やはり雨だと普段より歩きにくい。防水になる手袋を持っていなかったので手が濡れる。あったらよかった。顔に雨があたり視界も悪い。

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早くも11:00、サンチャゴ手前のモンテ・ド・ゴソへ着いた。この時、雨は小雨になりかけていた。

ヨハネ・パウロ2世が訪問した歓喜の丘へ。本来なら、視界にサンチャゴの街が広がって眺めがいいはずだけど、あいにくの雨模様で曇りの中、うっすらと街が見えた。

モンテ・ド・ゴソには、サンチャゴの街の手前としては最後のアルベルゲがある。ここに泊って、朝早くサンチャゴへゴールする巡礼者も多いいいけど、まだ受付が始まっていないはず。予定通り、先へ行こう。

12:00にはサンチャゴの大聖堂で、辿り着いた巡礼者の為の御ミサがあるので、できれば間に合うように行きたい。あと1時間しかない、急いで向かおう。

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だんだんと街へ入っていく。小雨だったのに、サンチャゴの大聖堂へ近づくほど本格的に降ってきた。最後の日なのに何故?これまでも雨の日はあったけど、今日はかなり強い。時々、シャワーを浴びているかのような豪雨に打たれる。他に歩いている巡礼者たちも、雨の中、足早に大聖堂を目指す。

一瞬、今日はお呼びじゃないってことじゃないですよね、ヤコブさま?と思ってしまう。いやいや、ガリシア州は雨が多い地域だから別に特別なことはない。

シャワーを浴びているようとさっきも思ったが、何もかも洗い流してくれるような雨の勢いが、これまでの疲れや心の不要なエネルギーを洗い流してくれるかのように感じた。あぁそうか、これって浄化の雨だ!

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12:00過ぎ、大聖堂(カテドラル)へ到着!ゴールしました!!

凄い、辿り着いた!大聖堂の前に立って見上げると、威厳のある趣きに迫力を感じた。雨がひとしきり降っているので外に立っていられない。もう御ミサが始まっているはず、急いでカテドラルの中へ。

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中は既にすごい数の人がぎっしり!巡礼者がほとんどだけど、観光客も多い。きっと何百人もいた。背負っているザックを下し、レインスーツが冷たいので上は脱ぎ、端の方へ置いて御ミサを見学。

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こ、これは、まさか!楽しみにしていた、ボタフメイロがはじまる!毎日あるわけではないので、儀式に参加できるなんて嬉しい。光栄!

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祭壇で司教たちの厳かなミサが始まり、次いて修道女の高い声で歌うようなミサの言葉が…。
さらにパイプオルガンの演奏。ボタフメイロの大香炉が南北に大きく揺れる。

今日歩いてきて、特別な感情はなかったけれど、この光景にじわっと涙が溢れて感無量になった。改めて、着いたんだと思うと、有難くも、感動的な気分で胸がいっぱいになった。自分なりに、カミーノの完結を実感した。

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御ミサの後、巡礼者たちは黄金のヤコブ像に向かい、後ろから抱きついて最終的に巡礼到着の報告をする。私も列に並び、ヤコブさまへ御礼と心の内を述べた。そして、これから引き続いて、カミーノのゼロ地点でもあり、西の果てのフィステーラへ巡礼することも伝えた。(それはまた後ほどアップします)

カテドラルを見学していると、顔見知りの巡礼者たちに出会った。互いに「おめでとう!」と声をかけ合ってハグ。これまでのカミーノを労った。

とにかく一区切り、35日間かけてピレネー山脈越えからサンチャゴまでのカミーノ巡礼が完結しました。ありがとうございます!