アルスーアのアルベルゲを朝7:00に出発。まだ辺りは真っ暗闇。山道へ入ることが多く、道を示す矢印も少なく、暗闇の中、分かれ道をどっちに行けばいいのか分かりにくかった。ブラジル人のおじさんが一人少し前を歩いていて、二人できっとこっちだろう、いやこっちかな?と道を探りながら無事、町へ出た。

お互い道が分かってほっとして、おじさんから「君がいてくれたから心強かったよ、ありがとう!」と述べられ、「こちらこそ助かりました。ありがとうございました!」と言葉をかけあった。その後、「ブエン・カミーノ!」と別れたが、また休憩したバルで再会した。別れ際、おじさんから「この先からはあまりスタンプがないから、見つけたら押してもらいなよ」とアドバイスを受けた。ブラジルは土地柄、ポルトガル語、スペイン語、英語を話す人達が多いとのことで、おじさんも3カ国語を話せて、お店の人に注文している言葉を聞いていたらとっても丁寧な言葉使い、素晴らしい。お一人だが、カミーノを楽しんでいて好奇心旺盛な巡礼者だった。

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サンティアゴまで25キロのモホン。ここからスタートだったら、サンティアゴまで歩ける距離。もう近い!

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ガリシア州の巡礼マスコット「シャコベオ」。ガリシア語で「ヤコブの」という意味。

1993年の聖年に誕生。聖年とはヤコブの誕生日7/25が日曜にあたる年のこと。この年の巡礼は特別で、巡礼者がぐっと増える。近年では2010年、次回は2021年が聖年にあたる。

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歩くのが速~い。というか、終わってしまうよー。サンティアゴまであと20キロ!

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今日のはじまりから急な上りがあって、これほど毎日巡礼者として長距離を歩いているのに、まだ坂で息切れしながら歩いている。確実に体は絞れ、体力もついているがしんどいのはしんどい。

12:00に、オペドロクゾ(アルカ)の町へ到着。どこに泊ろうか、ペンションとかもいいかもと、うろうろしていたら、顔見知りの巡礼者の男性から「アルベルゲはこっちだぞ!」と教えられ、公共アルベルゲへ行った。まぁ、いいっか、これも流れでしょう。受付は13:00だったのでまだ早い、並んでオープンを待つ。ガリシアのアルベルゲでは13:00受付が多い。

どんどん巡礼者が到着して、列の後ろに並ぶ。早めに着いて良かった。あるグループは、アルベルゲがまだ開いてなかったので待ちきれず、15キロ先のモンテ・デ・ゴザまで行くと言って旅立っていった。もう開くのに15キロ歩くのか~、歩けないことないけどそんなに急がなくても…。「ブエン・カミーノ!気をつけて~」と声をかけて見送った。

受付けがはじまり、アルベルゲで寛いでいると、スティーブ夫妻と再会!「ちぃ、また会ったね!嬉しい」と、ハグされた。そして、「今日は皆んなでパスタを作るから、ちぃもぜひ参加して」と夕食に誘ってくれた。「なんにもいらない、来るだけでいいよ」とは言われたものの、手ぶらではと思い、小さな食料品店で飲み物やデザートを買っていった。

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手際よく料理する巡礼者たち。メニューは、大盛りパスタ、サラダ、パン、肉団子スープ、デザート、ワイン。充分、充分。こうした交流は巡礼の楽しみの一つ。これまでのカミーノでほんとうに多くの人と出会ってきた。皆んな気持ちのいい人達ばかりで、時に楽しみ、時に助けられ、時に励まされ、巡礼生活に厚みをもたらせてくれた。

そして、もう一つの出会いが!

昼間、外へ出ようとしたら東洋人の女性とすれ違った。「んっ?」と思い、例により「韓国の方ですか?」と声をかけてみたら、「日本人です」と!! カミーノ最終となって、初めて日本人女性Sさん出会うとは、お互いにビックリ!徳島の方で、友人もカミーノを歩いているが、やっぱりカミーノは一人で歩く内なる旅、との想いで別々にスタートして、サンティアゴで落ち合って帰るとのこと。Sさんが途中知り合ったという、イギリス在住の韓国人男性Cさんもいて、カミーノ後半でも出会いが広がる、広がる。

三人で夕食に行こうと誘われたが、スティーブ夫妻からも誘われていたので夕食が終わってから少し合流した。また新しい展開で面白くなってきたのに、もう明日でゴールとは!