サモス修道院が見える近くのバルでやっと休憩ができた。山越えでバルがなく、ずっと歩きづめでハードだった。ポツポツ降っていた雨もあがり、天気の心配がなくなったのでレインジャンパーを脱ぐ。レインジャンパーは雨を防ぐことはできるが、汗がこもって暑かった~。通気性のあるモンベルでも限界はあるよね。

カミーノを開始してからほとんど雨はなかったので、雨具(レインスーツと折り畳み傘)が重荷だった。折り畳み傘は、巡礼中の歩きでは使わないが、町に滞在している時に雨なら必要なのでずっとザックの奥に忍ばせていた。もしかしてどちらもいらないのでは?と度々思うことがあったが、ガリシア州に入って雨が多くなった。ザックカバーも必須。きっとまた必要になるだろう。そんな予感。

さて、初めての巡礼の場合、ガイドブックではほぼ左のルートを勧めているのが多かった。山の中を歩くルートと言われ、右のルートよりもアップダウンがあるにせよ、4キロ短い。実際、一気にサリアまで歩くのなら左ルートの方を歩く巡礼者が多かった。

今回、私はサモスを経由したくて右のルートで来た。本当は、サモス修道院の内部も見学してみたかったが、外観だけ眺めて先へと進んだ。ゆっくり見学するのなら、やはりこの村に滞在することだ。でも、歩くだけでも自然に触れて道自体もけっこう面白かったので満足。

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県道LU-633沿いにあった、サンチャゴまで142キロのモホン(道標)。

きっと、あと1週間もしない内にサンチャゴへ着く。道標の数字がどんどん減って、この巡礼生活が終わってしまうのだと思うとなんだか淋しい。カミーノ巡礼の終盤で、淡い寂寥感をもつとは聞いていたが、きっとこれがそうなんだろう。

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車道沿いを歩いて出会った、村の小さな礼拝堂。巡礼者としては気になり寄ってみる。鍵がかかていて中には入れなかったが、外観だけでも雰囲気があった。

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未舗装の道を行く。黄色の矢印がペンキで石にそのまま描かれている。ザ・カミーノといった感じか。この黄色の矢印、今までで幾つ追ってきたのだろう…。道が間違っていないという印が、巡礼者に安心感をもたらせてくれる。

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家畜の牛たちと遭遇。牛飼いがおらず、自分たちだけで一列になって歩いている。明らかに、道が分かっている!日課のルートなのかな?

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突然、頭にコツンと落ちてきた立派なドングリと。道が同じなので、牛たちと一緒に歩いていく。

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人が歩いているからといって怯えず、しかも道の端を歩いてくれる。通行人に慣れているようで、黙々と目的地へ歩いていく。

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二股の道で牛たちとお別れした。引き続き、森の中で気持ちのいいルートへ。

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オリビオ川も流れています。この橋を渡ります。

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水辺はやっぱり気持ちいい~!光が反射する水面が美しかった。

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祈りの天使の祠?カミーノ史上、こんな祠、初めて見ました。素敵です。

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馬の放牧。ヤギたちもいた。のんびり平和な田舎道での時間。1ヶ月以上もこんな調子で旅できるなんて、現代の巡礼ってほんと贅沢です。

最後は、山の右ルートと合流して、サリアの街へと入っていく。巡礼者が増えてきた!