パンプローナへ到着!

着いたからとほっとして歩いていたが、なかなか街の中心街に行きつかない!アスファルトの道を進み、橋を渡り、坂をのぼるが宿がある中心地はまだ先のよう。パンプローナに着いたはずなのに延々と歩く。バテている体を休めるため座って休憩。

前もっての計画で、大きめの街には観光を兼ねてもう1泊することにしている。せっかくのカミーノ、ストイックばかりがベストではない。それにコンディションの為に休むことも必要。

パンプローナはあの通りに牛を放ち人々が追う、7月の牛追い祭り(サン・フェルミン祭り)で世界的に有名な観光地です。だから牛グッズが土産物屋に溢れている。人口20万人、カミーノで初めてになる都会。

ちなみに、山口県山口市と姉妹都市らしい。どのような交流をされてるのでしょうか?

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さて、有名な牛追いは、エンシエロ(Encierro)という。ナヴァーラ美術館横のサント・ドミンゴ広場からはじまり、闘牛場までの約840mも街をぬけながら牛を追う。

大きなリュックを背負う東洋人はちょっと珍しいようで?好奇な視線を感じるのは気のせいかな?人が溢れる街の中心地で、元気な年配のおばさまに呼び止められ、驚きと憧れのまなざしで「あなた、サンチャゴまで行くの?凄い、頑張って!」と声をかけられた。「そうです!ありがとうございます」と、暖かい声援にこちらも声のテンションが上がる。

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着いたばかりで、まだ街の道の繋がりがよく分からない。informationで地図をもらう。パンプローナで2泊するわけだが、1泊は節約を兼ねてアルベルゲにしてもう1泊をオスタル(ホテルより安い宿)にするか悩んだ。

アルベルゲは朝早く出ないといけない。巡礼者の朝は早く午前5時から、遅くとも8時頃には皆出発し終わっている。2泊目のオスタルを早朝に探すにしてもまだ開いていないはず。時間が早すぎる。よし、オステルを捜そう!

ウロウロと通りを歩いて、通り沿いの店の女性に「この辺りに、オスタルはありませんか?」と聞いてみた。「う~ん。こっちだよ!」と教えてくれた先に行ってみると、そこは公共アルベルゲ!巡礼者が宿を尋ねたらそうなるよね・・・。

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まぁ、クレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプを押してもらわなければならないので、そのついでにおススメのオスタルを聞いてみよう。教会が元なのか歴史ある建物を近代的にリフォームしている。入口には「巡礼の宿」と日本語表示もあり、カミーノでの日本語、なんだか嬉しくなった。

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巡礼者が多く到着する時間になった。クレデンシャルへのスタンプの為、受付の列に並ぶ。前に7人ほどはいる。背負っていたザックを下すと重みが無くなって体がゆるむ。

並んでいる時に、他の巡礼者グループがいて、一人の若い女性が足を痛めて辛いらしい。他の仲間が心配そうに「Are you go home?」と聞くと、その女性は「No!I'm fine!」と強く即答したのが印象的だった。そうよね、ここまで一生懸命歩いてきて(足を痛めるほど)、途中でギブアップしたくない気持ち分かる!

だが、巡礼者の中には足の痛みや怪我が原因でドクターストップがかかり、途中で帰らざる得ない人も少なくない。皆んな断腸の思いで帰国するよう。だから無理せず、コンディションを保って歩くことはとても重要なこと。

私も足のまめの痛さに耐えながら、彼女の必死な気持ちが痛いほど分かった。