今日は最終的に、スビリまで行ければいいなと予定している。

カミーノでは、すれ違う巡礼者同士は「ブエン・カミーノ」といって言葉を交わす。また、朝なら「ブエノスリアス」「オラ!」と巡礼者だけでなく、地元の人とすれ違うときも挨拶をする。はじめは慣れなかったが、次第に板についてきて、自分から声をかけるようにコミュニケーションをとる。

この頃、日本人の男性二人と知り合う。それぞれ個人で来られたとのこと。いろいろ話をしたが顔を合わしたのはこの日だけで、お二人は歩くペースが速く、その後二度と出会うことはなかった。カミーノはほんとうに一期一会。一瞬の出会いや縁を大切にする場。その内のお一人はかなりのハイペースでカミーノを短期間で完歩したと風の噂で聞いた。

カミーノでは1週間~10日歩けばだんだん体が出来てくる。だけどまだこの頃は軟弱で歩くのに必死。フーフーいいながら歩いている。一生懸命歩いている時って人生について考えるというよりも、次の村はあとどれだけかな?、水が残り少なってきた、どこかで休もうか、そんな目先の事ばかりを考えている。

道を歩いていると、石や枝でいろんなサインが。この日はこのような作品が!楽しい。

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やっと最初に予定してた目的地、スビリに到着!

時間は12:30。小さな橋がある可愛い村。アルベルゲはまだ開いていないようで、小さな村に巡礼者が溢れていた。まだ時間的に余裕があると思い、次の村を地図で調べる。村といっても宿泊先がないと駄目。この先は、5キロ先のララソーニアにアルベルゲがある。

5キロならまだ歩ける、きっとヘレンもそこにいる。会いたいので行ってみようと思い、先を進むことにした。だけど、この選択が大変だった!

アップダウンの道、日陰のない道、棘のある植物がひっかかる道で疲れまくり!!止まってザックを下し、水を飲む。すぐに汗で流れてしまうので、トイレにも行かない。水は物足りてなかったかも。たくさんの巡礼者にぬかされっぱなしだけど、まぁそれでいいのだ。

アスファルトの道を登っていたら、初の靴ずれが!! 靴の中で足裏の皮がずるっと動いているのが分かった。歩き方によるのだろうけど、足の小指も痛む・・・。左膝に違和感を覚え、それは次第に痛みに・・・。

後で考えると、朝、靴下を1枚しか履いていなくてそのままだたから状態もベストではなかったのだろう。日中はそんなことに気づいていなかった。

止まってザックを下して足の手当をすればいいのだが、なんだか止まるのが面倒になっている。体をリズムにのって動かしているほうが楽に思えてそうしている。目の前に集落が見えると、そこが目的地のララソーニアでありますように!と願いを込めて歩くのだが、まだまだ到着はしない。

ララソーニアにいつ着くの?途中、ペンションでもあればそこに泊ろうかとも思った。この5キロが本当に辛かった・・・。

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人生、無理しすぎることもある。過ぎてしまってから学ぶ日々。