昨夜は早々と9:00就寝、5:00に目が覚めた。オリソンの宿では朝食は7:00。

今日はピレネー二日目。フランス国境からスペインへ入る日。ピレネー山脈、残り17キロ。山の17キロっていえばまだけっこうある。しかも、天気は霧があってかなり曇っている!雨にはならないらしいので大丈夫そうだけど、視界の見通しが悪い・・・。

しばらくは、サンジャンから続くアスファルトの道を延々と行く。濃い霧の中、ピレネーの自然の中で放牧されている牛や馬を横に見ながら歩いていく。カウベルがカランカランと霧の中から聞こえてくる。風があって肌寒い。まだ8月末なんですけどね。ガイドブックで必需品とあったダウンジャケットを着る。夏場でも、ピレネーではやっぱり必要だったんだ。

白い車が何度もうろうろしている。牧場主の方?と思いきや、遭難者も出る山の中なので、巡回車が警戒にあたってくれているとのこと。じゃ、何かあって歩けなくなっても大丈夫とちょっと安心。だけどそれは道があるところまで、山の中に入ったら誰もいない場合もあるので注意しなければ。

DSCF2593_small.jpg

トレッキングポールを使うのに慣れてきて、押すように地面につける。(ほんとこのポール、空港で見つかってよかった~と何度も思う)昨日は初日でほんとうに歩くのがしんどかったけど、二日目の今日は少しましな感じがする。

だけど、荷物がどうにもこうにも重い~。ザックの重さは自分の体重の1割にしなきゃいけないのに、オーバーしている・・・。重さって慣れてくるのかな!?軽くするために、何か捨てるものはないかずーーーと考えて歩いていた。でもみんな必要に思えて、捨てられるものがない!!

あぁ、八方塞がり。

DSCF2595_small.jpg

フランスで最後のスタンプが押せる店。各国の言葉で(日本語でも)そう書かれている看板を置いて、車で飲み物や果物、チーズを売っているお店があった。

ここで、昨日のイギリス人男性と再会。6人のグループで歩いていた。「ここから先は危ないから皆で行くんだ、Chiiも一緒に行こう」と声をかけてくれた。確かに、今日は霧が多く一寸先が見えないほど。

このお店付近でアスファルトの道は終わり。道はゆるやかな平地が続き、山の中へ入っていく。私達をぬかして一人で先にいった女性がいたが、すぐ戻ってきて、「霧で道がぜんぜん分からないわ」と合流した。

巡礼の旅というのは普通の旅行と違って、一人一人に自分は巡礼者だという意識があり、お互い助け合うシーンがみることができて心地いい。

DSCF2606_small.jpg

ナバラ州。フランスは終わりで、ここからスペインになる。距離が長い。ハアハア言いながら、休み休み歩く。だけど歩く仲間がいたので、厳しい道もなんとか歩けた。今日の宿に13:00頃到着。早い!

宿の受付がまだ始まっていなくて、ベンチに座って待つ。昨日はサンジャンを2:00に出発したので変な感じだった。巡礼宿には定員があり、満室になると疲れた体で他の宿をさがすはめになるので皆、早く着くように歩く。

今晩の宿は清潔で新しめの施設。ベッドを割り当てられ、その後シャワーを浴び、洗濯。このリズムは巡礼の一日の定番だと後々知る。時間が余るほどあるので、教会やその周りを散策した。

DSCF2623_small.jpg

ふと入った教会の売店で、カミーノ巡礼の印、ほたて貝を発見!ザックに付けている人が多いので私もと思って、お買い上げ。2.50ユーロだった。

だけど、この後、カミーノの幾つかのお店で何度となくほたて貝が売っているのを見かけたが、私が買ったのはずいぶん高かった!もっと待ったら良かった・・・。0.8ユーロなんてのもあってショック!!どう見ても同じものなのにこんなに違うなんて。教会への寄付も込みだったと思おう。

DSCF2632_small.jpg

夕方、教会で巡礼者のミサがあり参加した。祭壇の金のマリアとイエス像と天使がとても綺麗、素敵な教会。

司祭の言葉はスペイン語だったのでよく分からなかったが、厳かな空気でこれからサンチャゴまで長い巡礼を祝福してくださっているのを凄く感じ、感動的だった。抱いていた想いがあふれたのか、思わず泣いている女性もいるほどだった。

DSCF2631_small.jpg

はじめての巡礼のミサ。祝福と守護を受け、本格的に巡礼がはじまる!